本記事では、名詞の基礎となる「名詞とは?」から、冠詞「a」や「an」、「the」の使い方と付け方のルールについて解説します。
また「AのB」と「〜の名詞」を表す「A’s B」「B of A」や、「〜な人々」を表す「the + 形容詞」の用法についても合わせて見ていきましょう。
名詞・冠詞とは?
名詞とは、人や物・事の名前を示す語です。
例えば
- 人:トムさん、医者、男の子、女の子、先生
- 物:パソコン、iPhone、キーボード、マウス、本、富士山、カメラ、銀行
- 事:プログラミング、デザイン、仕事、レビュー、計画
などがあります。
冠詞とは、名詞の前につく「a」や「an」、「the」のことで、名詞の前に必ずつくという訳ではなくルールに沿ってつけます。
冠詞「a」「an」の付け方のルール
冠詞「a」や「an」は、名詞が「1つ」「2つ」と数えられるものが「1つの時」につけ、不特定の1人の人・1つの物、初めて話題に上がる人・物を表す時に使います。
また「a」や「an」の使い分け、ルールとしては
- 名詞が子音字(a, i, u, e, o以外)から始まる時は名詞の前に「a」をつける
- a boy(男の子), a doctor(医者), a book(本), a designer(デザイナー)
- 名詞が母音字(a, i, u, e, o)から始まる時は名詞の前に「an」をつける
- an apple(りんご), an engineer(エンジニア),
- 固有名詞(人名・地名)には”a”や”an”はつけない。
- Tokyo(東京), Japan(日本), Tom(トム)
となります。
ポイントとしては「数えられるもの1つの時」ってのが大切です。
英語には「数えられる名詞」「数えられない名詞」があり
- 数えられる名詞:可算名詞という
- 数えられない名詞:不可算名詞という
とそれぞれ、冠詞の付け方や複数だったときのルールがあるので、詳細は下記を参照してください。

I want a new PC.
PCは不特定のものを指しているので「a」が付きます。
Once upon a time there was a girl named Cinderella.
シンデレラという名前の女の子は初めて物語の中で登城しているので、a girlのように「a」が付きます。
定冠詞 「the」の付け方のルール
定冠詞theは可算名詞・不可算名詞のどちらにも付けることができて、すでに話題に上がった人・物・状況からわかる人・物を表す場合に使います。
I have a cat. The cat is pretty.
初めて話題に上がった時はa catと「a」がつき、次に使われた時は「その猫 the cat」となります。
つまりすでに話題にあがった名詞、話し手同士で何を示すかわかるものにtheが付きます。
Lock the door when you go out.
話の文脈からして、話し手と聞き手がドアが玄関のドアと共通の認識として分かっているので、「the door」のように定冠詞theが付きます。
I play the piano every day.
ピアノと言われれば、音楽室とかに置いてあるグランドピアノを思い浮かべる人が多いかと思いますが、話し手と聞き手の両者が同じものを特定できるので定冠詞theが付きます。※ 楽器系はtheがつくことが多い。
theをつけるのは、特定の名詞、共通の認識につける。
■ 具体例
- すでに話題になった名詞
- 話し手同士で何を示すかわかっているもの
- 天体や方向など1つしかないもの:月や太陽など the moon(イメージ:太陽指さしてと→せーのでみんな空の太陽を指さす→太陽という共通の認識、一つしかないものだからできる。)
- 慣用的に用いる:the 楽器
「AのB」を表す「A’s B」と「B of A」
トムのカバン、猫の首輪、私の家の屋根など「AのB(〜の名詞)」を表すには「A’s B」や「B of A」で表すことができます。
「A’s B」や「B of A」の基本的な使い分けとしては
- 名詞Aが「人間・生物」:A’s B
- 名詞Aが「無生物」:B of A
となります。
ただし、地名、天体、時間、距離、金額、重量などを表す名詞の場合は、「Japan’s future(日本の未来)」のように「A’s B」と表すことができる。
This is Richard’s motorcycle.
「A(人間・生物)のB」は、名詞Aにアポストロフィ(‘)とsをつけて「A’s B」と表します。
リチャードのオートバイと「AのB」を表していて、リチャードは人なので「Richard + ‘s + motorcycle」となります。
This motorcycle is Richard’s.
This motorcycleと指示代名詞「this + 名詞」を使って「このオートバイ」を表していて、「Richard’s」と所有格の後の名詞は省略されることがあります。
● 指示代名詞「this + 名詞」についてはこちら

The roof of my house was blown away by the strong winds.
「A(無生物)のB」は、「B of A」と表します。
私の家の屋根と「AのB」を表していて、私の家はものなので「The roof + of + my house」となります。
二重所有格
「私の姉の友人」を表す場合は、「a my sister’s friend」のように人称代名詞の所有格(ここではmy)の前に冠詞を置くことはできません。
代わりに「of + 所有格」の形を使って「a friend of my sister’s」と表現します。
A’sという所有格とof Aという所有格が2つあることから、この形を二重所有格と呼びます。
my sister’s friendともいえるが、この場合は「特定の友人」を、二重所有格の場合は「何人かの友人のうちの1人」を通例表す。
「〜の人々」を表す「the + 形容詞」
「the + 形容詞」は「形容詞 + people」を表し、「〜な人々」のように複数の普通名詞となります。
He made it his lifework to help the poor.
the poorはpoor peopleを表し、「貧しい人々」を意味します。
そのほかにも
- the rich = rich people(裕福な人々)
- the young = young people(若者たち)
- the old = old people(老人たち)
などがあります。
● その他の形容詞についてはこちら

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