本記事では、「副詞とは?基礎となる4つの用法」から、「どこで(場所)、どのように(状態)、いつ(時)、どのくらいの頻度で(頻度)、どの程度(程度)」を表す副詞について解説します。
また動詞や形容詞・副詞を修飾する副詞は、「何(動詞、形容詞・副詞)を修飾するか」や「修飾する副詞の種類(場所・状態・時・頻度・程度)は何か」によって副詞の位置が変わってくるので、併せて解説していきます。
副詞とは?基本となる4つの用法
副詞とは、「どこで(場所)、どのように(状態)、いつ(時)、どのくらいの頻度で(頻度)、どの程度(程度)」を表す語で、基本的には動詞を修飾するのに使います。
ただし、形容詞や他の副詞、文全体を修飾する用法もあるので、「副詞は名詞以外を修飾する」と覚えておきましょう!※名詞を修飾するのは形容詞
副詞の文の要素としては「修飾語(M)」になります。
● 文型についてはこちら

■ 各副詞の修飾先と例
副詞の修飾先 | 例 |
---|---|
動詞 | ゲーリーはシンディーを深く愛している。 Gary lovesV Cindy deeply副詞. deeplyが動詞のlovesを修飾。ここでは「どのように」を表している。 |
形容詞 | この本はとてもおもしろい。 This book is very副詞 interesting形容詞. veryが形容詞のinterestingを修飾。 |
副詞 | ヒロコはとても熱心に働く。 Hiroko works pretty副詞 hard副詞. prettyが副詞のhardを修飾。 |
文全体 | 幸いにも、その事故で誰も怪我をしなかった。 Fortunately副詞, no one was injured in the incident文全体. fortunatelyが文全体を修飾。 SQLを使うこともできるけど、個人的にはそっちに行きたくないです。We could use SQL, but personally副詞 I don’t want to go that route文全体. 接続詞 + personallyで後続の文全体を修飾。 |
この4つの用法が副詞の基本的な働きです。
この記事では全体をさらっと解説するので、各用法の詳細はこちらを参照してください。

「どこで・どのように・いつ・どのくらいの頻度で・どの程度」を表す副詞
「どこで(場所)、どのように(状態)、いつ(時)、どのくらいの頻度で(頻度)、どの程度(程度)」それぞれの副詞について、どのような物があるか解説します。
また、多くの形容詞は末尾に「-ly」がつくと副詞になるので、併せて確認していきましょう!
「どこで」場所を表す副詞
「どこで」動作(動詞)が行われるか、「場所」を表す副詞は、副詞1語や、2語以上のかたまり(副詞句・前置詞+名詞)、で表すことができます。
■ 1語で場所を表す副詞
- there(そこで[に])
- here(ここで[に])
- home(家へ[で])
- abroad(海外に[で])
■ 2語以上の副詞句
- all over the world(世界中で)
- to + 名詞 「〜へ(方向)」
- to the station(駅へ)
- to school(学校へ)
- at + 名詞 「〜で(一点)」
- at the station(駅で)
- at the library(図書館で)
- in + 名詞 「〜で(包囲)」
- in the park(公園で)
- in the country(その国で)
- in Japan(日本で)
- near + 場所 「〜の近くに」
- near my school(私の学校の近くで)
- on + 場所(接触) 「〜(の上)に」
- on the table(テーブルの上に)
「どのように」状態を表す副詞
「どのように」動作(動詞)が行われるか、「状態」を表す副詞は、副詞1語や、2語以上のかたまり(副詞句・前置詞+名詞)で表すことができます。
■ 1語で状態を表す副詞
- fast(速く)
- slowly(ゆっくりと)
- hard(熱心に,一生懸命)
- well(上手に,よく)
- early(早く)
- late(遅く)
- carefully(慎重に)
■ 2語以上の副詞句
- with〜 「と一緒に」
- with my family (家族と一緒に)
- by + 乗り物(交通手段) 「〜で」
- by car(車で)
- by bus(バスで)
「いつ」時を表す副詞
「いつ」動作(動詞)が行われるか、「時」を表す副詞は、副詞1語や、2語以上のかたまり(副詞句・前置詞+名詞)、で表すことができます。
■ 1語で時を表す副詞
- today(今日)
- yesterday(昨日)
- tomorrow(明日)
- still / yet(まだ)
- already(もう、すでに)
■ 2語以上の副詞句
- after school(放課後)
- every〜 「毎〜」
- every Monday(毎週月曜日に)
- every day(毎日)
- on〜(曜日・日付) 「〜に」
- on Sunday(日曜日に)
- in〜(月、季節) 「〜に」
- in spring(春に)
- in September(9月に)
- at〜(時刻) 「〜時に」
- at three (o’clock)(3時に)
「どれくらいの頻度で」頻度を表す副詞
「どれくらいの頻度で」動作(動詞)が行われるか、「頻度」を表す副詞は、
- always(いつも)
- usually(ふつう、たいてい)
- often(よく、しばしば)
- sometimes(ときどき)
- rarely / seldom(めったに〜ない)
などがあります。
頻度の程度としては、alwaysが高く、sometimesが低い、となります。
低い ← 頻度の程度 → 高い | |||
---|---|---|---|
sometimes ときどき | often よく、しばしば | usually ふつう、たいてい | always いつも |
「どの程度」程度を表す副詞
「どの程度」動作(動詞)が行われるかや、形容詞・副詞を修飾して強調したりする、「程度」を表す副詞は
- 動詞を修飾する副詞
- almost(ほとんど)
- just(ちょうど)
- hardly / scarcely(ほとんど〜ない)
- 形容詞・副詞を修飾する副詞
- very(とても〜)
- too(〜すぎる)
- so(そんなに)
- enough(十分に)
などがあります。
副詞の位置
動詞や形容詞・副詞を修飾する副詞は、「何(動詞、形容詞・副詞)を修飾するか」や「修飾する副詞の種類(場所・状態・時・頻度・程度)は何か」によって副詞を配置する位置が変わってきます。
大きく分けると
- 動詞を修飾する副詞
- 形容詞・副詞を修飾する副詞
となります。
動詞を修飾する副詞の位置
動詞を修飾する副詞の位置は比較的自由ですが、副詞の種類によって一定のルールがあります。
それぞれのルールとしては
《場所・状態を表す副詞》
- 自動詞の場合:動詞の直後
- 他動詞の場合:目的語の直後
《時を表す副詞》
- 文末に置くことが多い
《程度・頻度を表す副詞》
- notと同じ位置
- 一般動詞の前
- be動詞・助動詞の後
となります。
Please read the instructions carefully.
「注意深く、慎重に」と「状態」を表す副詞「carefully」は、他動詞なので、目的語の直後に置きます。
Put the box there.
「そこに」と「場所」を表す副詞「there」は、他動詞なので、目的語の直後に置きます。
Tom is going to the movies with his friends tonight.
「今夜」と「時」を表す副詞「tonight」は文末に置くことが多いです。
I almost finished my homework.
「ほとんど」と「程度」を表す副詞「almost」はnotと同じ位置なので、一般動詞の前に置きます。
I always get up at 7:50.
「いつも」と「頻度」を表す副詞「always」はnotと同じ位置なので、一般動詞の前に置きます。
形容詞・副詞を修飾する副詞の位置
形容詞・副詞を修飾する副詞は、修飾する語の前に置きます。
It was very副詞 windy形容詞 yesterday.
副詞のveryは形容詞のwindy(風が強い)の前に置かれている。
She solved the problem quite副詞 easily副詞.
副詞のquite(かなり)は副詞のeasily(容易に)の前に置かれている。
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