本記事では「不定詞」について解説します。
不定詞とは?
不定詞とは、「(to) do(動詞の原型)」の形で「名詞・形容詞・副詞」のような働きをし、準動詞と呼ばれることもあります。
不定詞の中でも理解しやすいものとしては、名詞の働きをする「〜すること」だと思います。
Yoshio decided to study abroad.
to study(勉強すること)が動詞decide(〜を決心する)の目的語になっています。※to study abroad 海外で勉強すること = 留学
Clara helped cook dinner.
cook(料理すること)が動詞help(〜を手伝う)の目的語になっています。
不定詞の種類
不定詞の種類には、「原型不定詞」と 「to不定詞」があります。
不定詞といえば中学で習う「to不定詞」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?原型不定詞は用法が限られていて、あまり意識して使うものでもないので、to不定詞が一般的かなと思います。
原型不定詞
原型不定詞は、toなしで使う不定詞です。
助動詞の後には動詞の原型がくるのですが、この動詞も文法的には原型不定詞で、このほかにも「使役動詞・知覚動詞」の後で用いられる用法があります。
The doctor made me quit smoking.
使役動詞「make」と共に原型不定詞が使われています。
I heard someone call my name.
知覚動詞「hear」と共に原型不定詞が使われています。
to不定詞
to不定詞は、「to + do(動詞の原型)」の形の不定詞です。
原型不定詞の用法が限られているのに対し、to不定詞には3つの用法があります。
- 名詞的用法:名詞の働きをさせる 「〜すること」
- 主語・補語・目的語の働きをする
- 副詞的用法:副詞の働きをさせる 「〜するために」「〜して」
- 形容詞的用法:形容詞の働きをさせる 「〜するべき、〜するための」
I want to visit Peru in the future.
to不定詞の名詞的用法で、to visit(訪れること)がwant(〜を望む)の目的語になっている。
want to do:〜することを望む、〜したいと思う
I need someone to help me.
to不定詞の形容詞的用法で、to help(手伝うべき)が直前の代名詞someone(誰か)を修飾し、someone to help meで「私を手伝うべき誰か=私を手伝ってくれる人」を表している。※to helpが後ろからsomeoneを修飾している点に注意
I went to the bank to withdraw money.
to不定詞の副詞的用法で、to withdraw(引き出すために)は動詞went(行った)を修飾している。
● to不定詞の各用法の詳細はこちら



to不定詞の性質
to不定詞にはさまざまな用法があるので、その性質をひとくくりにすることはできないが、特に名詞の働きをする場合には「こらからすること」を表すことが多いです。
I intend to study medicine in college.
to study(勉強すること)が動詞intendの目的語になって、将来にするつもりのことを表しています。
My dream is to be a doctor.
to be a doctor(医者になること)は文の補語になっていて、将来の夢の内容を説明しています。
to不定詞の形
to不定詞の形は
- 否定形:not to do
- 進行形:to be doing
- 完了形:to have done
- 受動態:to be done
で表します。
He promised not to tell anyone about it.
not to tellで「言わないこと」を表している。
Nelson pretended to be doing his homework.
to be doingで「していること」を表している。
Beth seems to have lost weight.
to have lost weightで「やせた」を表している。
完了形のto不定詞は、文の動詞が表す時制よりも前の時を表すことに注意しよう。
I don’t like to be treated like a kid.
to be treatedで「扱われること」を表している。
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