本記事では「itの形式主語[目的語]構文」を解説します。
itの形式主語構文
itの形式主語とは、主語の位置に置かれたitを表します。
主語になるto不定詞は、itに置き換えられることが多く、置き換えられて後ろに回ったto不定詞は、真の主語と呼ばれます。
また意味上の主語を表すこともできて、「for S」+ 「to do」の形でtoの前に配置します。
To speak French is difficult.
It形式S is difficult to speak French.真S
主語の位置にitが置かれ、真主語のto speak French(フランス語を話すこと)が後ろに回されている。
It形式S is easy for her意味S to speak EnglishV.
主語の位置にitが置かれ、意味上の主語「for her(彼女が)」 + 真主語「to speak English(英語を話すこと)」が後ろに回されている。
- 形式主語のit → 形式的に置かれ,「それは」と訳さない。
- 真主語= to do →「〜することは」と訳す。(名詞的用法)
- 不定詞の意味上の主語
- “for -” で示し,“to do” の直前に置く。
〈形式主語構文でよく用いられる形容詞〉
- easy(簡単な)
- difficult(難しい)
- hard(難しい,大変な)
- interesting(おもしろい)
- important(重要な,大切な)
- impossible(不可能な)
- possible(可能な)
- necessary(必要な)
- dangerous(危険な)
など
itの形式主語構文の否定文と疑問文
It形式S is difficult for Aki意味S to read this bookV .
It is not difficult for Aki to read this book.
Is it difficult for Aki to read this book?
いいえ、難しくないです。 No, it isn’t.
形式主語構文はbe動詞の文なので、否定文・疑問文はbe動詞のルールで作ります。
否定はbe動詞の前に「not」を置いて、疑問はbe動詞を文頭に出して「?」を文末につけます。
● be動詞のルールはこちら

日時・曜日・天候の表し方
日時・曜日や天候を表す時も形式主語のitを使い、訳は「それは」と訳さないことに注意しましょう。
It is seven o’clock now.
It is Thursday today.
It is September 9 today.
It is rainy today.
- 時刻:It’s six(o’clock).
- 曜日:It’s Wednesday today.
- 日付:It’s November 15 today.
- 天候:It’s sunny today.
- 寒暖:It’s cold.
- itは訳さない。英文のルールとして主語が必要なので形式的にitを置いている。※形式主語
【曜日】
日曜日:Sunday、月曜日:Monday、火曜日:Tuesday、水曜日:Wednesday、木曜日:Thursday、金曜日:Friday、土曜日:Saturday
【月】
1月:January、2月:February、3月:March、4月:April、5月:May、6月:June、7月:July、8月:August、9月:September、10月:October、11月:November、12月:December
【天候・寒暖を表す形容詞】
晴れの:sunny、くもりの:cloudy、雨の:rainy、雪の:snowy、寒い:cold、涼しい:cool、暖かい:warm、暑い:hot
itの形式目的語構文
itの形式目的語とは、目的語の位置に置かれたitを表します。
第5文型の目的語になるto不定詞は、itに置き換えられることが多く、置き換えられて後ろに回ったto不定詞は、真の目的語と呼ばれます。
The Internet has made it possible for people to express their opinions on a wide variety of subjects.
make O C(OをCにする)という第5文型の文で、目的語の位置にitが置かれ、真の目的語のto express their opinions(意見を述べること)が後ろに回されている。
日本語から英文をつくってみよう
コメント