「目的・結果・原因・意志・難易」を修飾するto不定詞の副詞的用法の意味・使い方を分かりやすく解説

不定詞

to不定詞の用法には「名詞/副詞/形容詞的用法」がありますが、本記事ではto不定詞の「副詞的用法」について解説します。

その他の用法については、こちらを参照してください。

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不定詞とは?からto不定詞の「名詞・副詞・形容詞的用法」の意味・使い方や、「動詞[疑問詞] + (目的語) + to do」型の用法を分かりやすく解説します。

to不定詞の副詞的用法

to不定詞の副詞的用法は、文字からも分かるようにto不定詞が副詞の働きをするので、「名詞以外を修飾」し、他の語句の意味を詳しく説明したりします。

なので役としては、修飾する品詞によって異なります。

● 副詞の用法について詳しくはこちら

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動詞を修飾するto不定詞の副詞的用法

動詞を修飾するto不定詞の副詞的用法は、目的や結果を表します。

 

「〜するために」「 〜して」目的を表す副詞的用法

目的を表すto不定詞の副詞的用法は「〜するために」「〜して」「〜するように」などを表します。

 

彼女は勉強するために図書館へ行った。
She wentV to the library to study.

「なぜ」行った?その目的が「to study:勉強するために」を表しています。

 

データ分析をするのに3人ほど開発者が必要です。
We needV three developers to do some data analysis.

「なぜ」必要?その目的が「to do〜:〜するために」を表しています。

to doはかなり万能で、「to do」の後に「動作を表す名詞」を配置すればいろんなフレーズが作れます。※「調査するために」であれば、「to do the investigation」となる。

 

あなたはなぜ早く起きたのですか。―宿題を終えるためです。
Why did you get upV early? to finish my homework.

Whyで質問されたのに対して、to finishとTo〜で答えることもできます。

 

早いところ、作業が再開できるように最善を尽くします。
I’ll try my best to get the work unblocked soon.

「I’ll try my best:最善を尽くす」目的は、「to get the work unblocked:作業が再開できるように」を表しています。

 

①副詞的用法「目的」の訳:〜するために ※ 基本的に文末に “to〜” を置く
②副詞的用法「目的」は動詞を後ろから修飾する。
③“Why〜?” の答えの文は “To〜” で答えることができる。

 

「〜した、その結果…した」結果の表す副詞的用法

結果を表すto不定詞の副詞的用法は、文を前から訳していって「〜した、その結果…した」を表します。

結果を表すので、自ずと自制は「過去形」になるのが普通です。

 

私は目を覚ますと、ケイトが私を見つめていることに気づいた。
I awokeV to find Kate staring at me.

awoke(目を覚ました)、その結果to find(気づいた)を表している。

 

彼女は一生懸命勉強したが、結局は試験に落ちた。
She studiedV hard only to fail in the examination.

studied(勉強したが)、その結果はonly to fail(落ちただけだった)を表している。

 

形容詞を修飾するto不定詞の副詞的用法

形容詞を修飾するto不定詞の副詞的用法は、「感情の原因・判断の根拠」や「意志・難易」を表します。

 

「〜して」感情の原因を表す副詞的用法「形容詞(感情) + to do」

感情の原意を表すto不定詞の副詞的用法は「〜して」などを表し、「感情を表す形容詞 + to do」の形になります。

 

私はあなたに会えてうれしい。
I am glad形容詞 to see you.

「I am glad 私はうれしい」 原因(なぜ?) → 「to see you あなたに会えて」と、感情を表す形容詞「glad(うれしい)」を修飾し、原因を表しています。

 

彼はその知らせを聞いて驚いた。
He was surprised形容詞 to hear the news.

「He was surprised 彼は驚いた」 原因(なぜ?) → 「to hear the news その知らせを聞いて」と、感情を表す形容詞「surprised(驚いた)」を修飾し、原因を表しています。

 

①副詞的用法「原因」の訳:〜して
②副詞的用法「原因」は形容詞を後ろから修飾する。
③語順:感情を表す形容詞 + to〜 ※ “to〜” の直前に感情を表す形容詞がくる。
■感情を表す形容詞
glad / happy(うれしい),sad(悲しい) surprised(驚いて), sorry(申し訳なく思って,残念だ)

 

「〜するには」難易を修飾する副詞的用法「形容詞(難易) + to do」

難易を修飾するto不定詞の副詞的用法は「〜するには」などを表し、「難易を表す形容詞 + to do」の形になります。

 

メアリーは話しかけにくい。
Mary is hard形容詞 to talk to.

「to talk to(話しかける)」が難易を表す形容詞hardを修飾しています。※直訳すると「話しかけるのが難しい」なので、「話しかけにくい」と訳す。

 

このサイトは使いやすい。
The site is easy形容詞 to use.

「to use(つかうこと)」が難易を表す形容詞easyを修飾しています。※直訳すると「使うのが簡単」なので、「使いやすい」と訳す。

 

副詞的用法「難易」は形容詞を後ろから修飾する。
語順:難易を表す形容詞 + to〜 ※ “to〜” の直前に難易を表す形容詞がくる。
■ 難易を表す形容詞
difficult / hard 難しい,  tough タフ, dangerous 危険な, unsafe 安全ではない, impossible 不可能,
easy 簡単, pleasant 楽しい, interesting 面白い, safe 安全, comfortable 快適, convenient 便利

 

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My brother got up early to catch the first train yesterday.
I’m very glad to hear from Anne.※ hear from〜:〜から便りをもらう
You should study hard to understand many things.
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We’re currently working with the team to come up with a solution.
work with the team:そのチームの取り組む
come up with:考えを思いつく

 

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