本記事は、比較の原級について解説します。
比較の原級とは?
原級は、2つのモノ[人]を比べて主に「〜と同じくらい…だ」という意味を表す。
原級による比較は、「as A as B (Bと同じくらいA)」で表し、Aには形容詞や副詞の原型が入る。
Kate is as charming as Mary (is).
Aに形容詞charmingが入って、as charming as Maryとすることで、「メアリーと同じくらい魅力的」を表している。
Tom runs as fast as I (do) [me].
Aに副詞fastが入って、as fast as Iとすることで、「私と同じくらい早く走る=足が早い」を表している。
会話では、asの後はmeのように目的格をとることが多い。
Paul is as good a person as Jimmy (is).
as A as BのAに「形容詞 + a + 名詞」を入れることもできて、as good a person as Jimmyで 「ジミーと同じくらいいい人」を表している。
Aの中に形容詞と名詞が入る場合は、「形容詞 + a + 名詞」の語順になるので「as a good person as」としてはいけない。
原級の文の作り方
原級の表し方は「as A as B (Bと同じくらいA)」なので、それをそのまま理解し文章を書くときや会話する時に活用すれば良い。
ただしうまく原級の文が作れないときは、きまったステップで文を作成することもできる。
■ 原級文の作成ステップ
《原級の文「彼のバッグは私のバッグと同じぐらい古い。」を作成するステップ》
- 2つの日本語にして考える:彼のバッグは古い。 私のバッグは古い。
- それぞれを英訳する:His bag is old. My bag is old.
- 2つの文を接続詞のasでつなぐ:His bag is old as my bag is old.
- 前半の形容詞[副詞]の前に副詞のasをおく:His bag is as old形容詞 as my bag is old.
- 後半の文で重複している語などを省略する:His bag is as old as
my bag is oldmine. - ※ 比較の対象が “所有格 + 名詞” と “所有格 + 名詞” の場合,後ろの「所有格 + 名詞」 を所有代名詞にかえる。
《原級の文「私の父はスミスさんと同じぐらいたくさんの本を持っています。」を作成するステップ》
- 私の父はたくさんの本を持っています。スミスさんはたくさんの本を持っています。
- My father has many books. Mr. Smith has many books.
- My father has many books as Mr. Smith has many books.
- My father has as many books as Mr. Smith has many books.
- My father has as many books as Mr. Smith
has many booksdoes. - ※ “as many books as” のように,“as” と “as” の間に名詞(ここではbooks)などが挟まる場合もあるので注意。
「〜ほど…ない」as … as〜 の否定文 原級
原級の否定文は、「not as A as B (BほどAではない)」とnotを追加することで否定を表す。
Yuki isn’t as tall as Nancy.
not as tall as Nancyとすることで、「ナンシーほど背が高くない」を表すことができる。
be動詞とnotを短縮してisn’t as A as Bとすることもできる。
Tatsuya cannot run as fast as Jim.
助動詞canを否定の形で使っても同じような表現ができる。
日本語から英文を作ってみよう
《原級を用いた重要表現はこちら》

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