「〜ということ、〜かどうか」SV that SV 名詞節を導く接続詞|that、if、whether

接続詞

従属接続詞は、内容的に重要なほうの節(=主節)を「接続詞+節」の形で修飾する接続詞で、名詞節を導く接続詞と、副詞節を導く接続詞の2種類があります。

本記事では、名詞節を導く接続詞thatの「〜ということ」を表す「SV that SV」や、「〜かどうか」を表す接続詞if、whetherについて解説します。

副詞節を導く接続詞はこちらを参照してください。

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「〜ということ」を表すS V that S V

名詞節を導く接続詞thatは「〜ということ」を表し、文と文をつなぐ役割をします。※ただしthatが省略されることもある

thatに導かれた名詞節は、文の主語・補語・目的語の働きをします。

名詞節中の時制に注意が必要で、主節が過去形のときは、従属節も過去形にします。

  • ○:I know現在 he lives現在 in Tokyo.
  • ○:I know現在 he lived過去 in Tokyo.
  • ○:I knew過去 he lived過去 in Tokyo.
  • × :I knew過去 he lives現在 in Tokyo.

 

私はダイスケが野球が好きだということを知っています。
IS knowV that DaisukeS likesV baseball.
私は彼女はとても親切だと思います。
IS thinkV she’s very kindO. ※that省略

that SVが動詞の目的語としての働きをしているので、語順としては「主語(S) + 動詞(V) + that S V.」となっています。

thatが省略されることもあるので注意しましょう!

その他のthat節の多い動詞としては

  • know that SV「SがVするのを知っている」
  • think that SV「SはVすると思う」
  • say that SV「SはVすると言う」
  • hear that SV「SがVすると聞く」
  • believe that SV「SはVすると信じる」
  • hope that SV「SがVすることを望む」
  • understand SV「SがVするのを理解する」

などがあります。

 

彼が彼女と結婚しなかったといいうことは、私たちにとって大きな驚きでした。
That he didn’t marry herS wasV a big surprise to us.

That he didn’t marry her(彼が彼女と結婚しなかったこと)が文の主語の働きをしているので、語順としては「That S V + V」となっています。

 

「〜かどうか」を表すif、whether

接続詞ifとwhetherは名詞節を導き「〜かどうか」を表します。

ifが導く名詞節は、動詞の目的語にしかなれないが、whetherは文の主語や、補語になったり、動詞・前置詞の目的語になることができます。

ifには副詞節を導く接続詞の用法として、条件を導く接続詞if「もしSがVするならば」もあります。

● 副詞節を導く接続詞ifについてはこちら

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骨が折れているかどうか調べるため、わたしは彼の腕を静かに触ってみた。
I felt his arm gently to seeV if any bones were brokenO.

「if any bones were broken. 骨が折れているかどうか」は動詞seeの目的語になっている。

 

私の仕様書を調べて、何かおかしいところがないかどうか確認して(見て)くれますか。
Can you go over my spec to see if there is anything wrong?

Can youで依頼の表現をして動詞seeの目的語としてifが続き、「〜を調べて、〜かどうか見て」を表している。

● Can youの依頼表現についてはこちら

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全ては彼に時間があるかどうかにかかっている。
It all depends on whether or not he’s got the time.

whether or notが「〜かどうか」を表していて、この用法はwhetherのみで、if or notとifでやることはできません。

 

「〜か(どうか)なと思う」 wonder if [whether] 〜

「〜か(どうか)なと思う」を表す「wonder if [whether] 〜」は、主に1人称で使い、自問したり、相手に丁寧に依頼する際に使われます。

お借りできるお金をいくらかお持ちでしょうか。
We are wondering if you have some money we can borrow.

 

強調を表す「it is A that〜」の用法

強調を表すit is A that 〜は、Aの位置に強調したい要素を配置します。

 

私は昨日この本を買いました。
I bought this book yesterday.
私が昨日買ったのはこの本です。
It is this book that I bought yesterday.

It is A that 〜のAの位置にthis bookを入れて強調構文としています。

Aには名詞のほかにも、副詞(句)も入ることがあります。

 

私は昨日になって初めてそのニュースを知らされました。
It wasn’t until yesterday that I was told the news.

It is not until A that 〜で「Aになって初めて〜する、Aまでは〜しない」を表します。

 

日本語から英文を作れるか試してみよう

I know Mary can speak Japanese well.
Kyoko said she was happy with him.
I don’t think he is honest.
We know that Ms Green speaks Japanese.
I think that he is kind to everyone.
Nanako said that she was at home.
We know helping each other is necessary.
I hope your team will win the game.
I think we have critical mass.
※critical mass: 必要量
私たちは必要量がある=人を対象としているので、十分に人が集まった
I think it will come down to how many machines we have.
come down to:「〜まで降りていく=結局〜することになる、〜に落ち着く=要は〜ということなんですよね」
how many 名詞の複数形 + 疑問文:いくつの名詞

 

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