従属接続詞は、内容的に重要なほうの節(=主節)を「接続詞+節」の形で修飾する接続詞で、名詞節を導く接続詞と、副詞節を導く接続詞の2種類があります。
本記事では、「時 、条件、原因・理由、譲渡を表す副詞節を導く接続詞」について解説します。
名詞節を導く接続詞はこちらを参照してください。

副詞節を導く接続詞の使い方
副詞節を導く接続詞は、主節(の動詞)を修飾し「時、条件、原因・理由、譲渡」などを表します。
副詞節を導く接続詞の型としては
- (S) (V)主節 接続詞 S V.:接続詞が文中にくる
- 接続詞 S V, (S) (V)主節.:接続詞が文頭にくる
の2パターンがあります。
副詞節中の時制副詞節中の時制に注意が必要で、主節が過去形のときは、従属節も過去形にします。
- ○:I know現在 he lives現在 in Tokyo.
- ○:I know現在 he lived過去 in Tokyo.
- ○:I knew過去 he lived過去 in Tokyo.
- × :I knew過去 he lives現在 in Tokyo.
HeS livedV in Hokkaido when heS wasV a child.
S V when S Vと接続詞が文中にくるパターン。
Because heS wasV busy, heS couldn’t doV his homework.
Because S V, S Vと接続詞が文頭にくるパターン。
副詞節を導く「時、条件、原因・理由、譲渡」を表す接続詞
副詞節を導く接続詞の「時、条件、原因・理由、譲渡」を表す接続詞としては
- 「時」を表す接続詞
- when SV 「SがVするとき[場合]に」
- while SV 「SがVしている間に[の間ずっと]」
- as SV 「SがVするにつれて」
- before SV 「SがVする前に」
- after SV 「SがVした後に」
- as soon as SV 「SがVするとすぐに」
- while SV 「SがVする間」
- since SV 「SがVして以来」※現在完了の用法を参照
- until SV 「SがVするまで(ずっと)」
- 「条件」を表す接続詞
- if SV 「もしSがVするならば」
- unless SV 「もしSがVでなければ」
- in case SV 「SがVの場合に備えて」
- 「原因・理由」を表す接続詞
- because SV 「SがVだから[なので]」※聞き手の知らない情報を伝える
- since SV 「SがVだから[なので]」※聞き手が知っている情報を伝える
- that SV「SがVして」
- 「譲歩」を表す接続詞
- although[though] SV 「SはVだけれども」※thoughは口語
- A(形容詞・副詞) as SV 「SはAだけれども」
などがあります。
「時」を表す接続詞
when S V 「SがVするとき」
時を表す接続詞whenは、when S Vで「SがVするとき」を表します。
whenが導く節の主語が、主節の主語と同じ場合「主語 + be動詞」は省略されることが多い。
When I ran this program, I got an error.
When S V, S Vのパターンで、主節が(過去)走らせた「ran(runの過去形)」なので、従属節も過去形のgotを使う。
直訳は、このプログラムを走らせた時、私はエラーを手に入れた。
The data encryption gets more important when the access is open.
「S V when S V」のパターンで、直訳だと「The data encryption gets more important データの暗号化がより重要になる」+「when the access is open アクセスがオープンの時」となる。
Many Japanese get nervous when (they are) spoken to by foreigners in English.
when they are spokenのtheyは主節の主語Many Japaneseを指しているので、省略されています。
while S V 「SがVしている間に[の間ずっと]」
時を表す接続詞whileは、while S Vで「SがVしている間に[の間ずっと]」を表しますが、whileには「〜だけれども、〜なのに対し」と譲歩を表す用法もあります。
whileが導く節の主語が、主節の主語と同じ場合「主語 + be動詞」は省略されることが多いです。
While (I was) walking down the street, I ran into an old friend.
While walkingと「歩いている間に」を表し、主節の動詞ran into「偶然出会った」を修飾しています。
While I was walkingのI wasは主節の主語Iを指しているので省略されています。
as S V 「SがVするにつれて」
時を表す接続詞asは、as S Vで「SがVするにつれて」を表しますが、理由、譲歩、様態を表す用法もあります。
またasはwhenやwhileとほぼ同じ意味を表すこともできます。
As the elderly populationS growsV, an increasing number of peopleS areV expected to use these services.
As the elderly population growsと「高齢者の人口が増加するにつれて」を表します。
before S V 「SがVする前に」
時を表す接続詞beforeは、before S Vで「SがVする前に」を表します。
Can you take a look at this issue before you go on vacation.
「S V before S V」のパターンで、before you go on vacationで「休みに入る前に」を表している。
「Can you 〜:〜してくれませんか。」は依頼の表現で、「take a look at A:Aを見る」を意味する。
as soon as S V 「SがVするとすぐに」
時を表す接続詞as soon asは、as soon as S Vで「SがVするとすぐに」を表します。※as soon asと数語で1つの接続詞の働きをするものを群接続詞と呼ぶ
as soon asの書き換えとして「the minute [moment, instant]」でも同じ意味を表すことができます。
As soon as you arrive there, please call me.
As soon as you arrive thereで「そこに到着したらすぐに」を表しています。
The moment he heard the fire bell, he rushed out of the building.
The moment he heard the fire bellでも「火災警告ベルを聞くとすぐに」を表すこともできます。
until S V 「SがVするまで(ずっと)」
時を表す接続詞untilは、until S Vで「SがVするまで(ずっと)」と、ある状態がそれまで継続していることを表します。
untilと似た表現として「by the time 〜 (〜する時までに)」は動作の完了期限を表し、2つの関係としては、前置詞のuntilとbyの違いと同じです。
I must wait until Tom arrives.
「トムが到着する」まで「待つ」という状態が継続することを表しています。
It is not until we lose our health that we realize its value.
untilは「It is until A that 〜 (Aになって初めて〜する、Aまでは〜しない)」の形でもよく使われます。※Aには語句や節が入ります
条件を表す接続詞
if S V 「もしSがVするならば」・unless S V 「もしSがVでなければ」
条件を表す接続詞ifは、if S Vで「もしSがVするならば」を表し、unless S Vで「もしSがVでなければ」を表します。※unless = if 〜 not
ifが導く節の主語が、主節の主語と同じ場合「主語 + be動詞」は省略されることが多いです。
If you get this message, that means you have some data issues.
「If S V, S V」のパターンで、直訳だと「If you get this message, もしあなたがこのメッセージを手に入れたなら + that means you have some data issues. あなたはいくつかのデータの問題があるということ」となる。
「that means」は文全体を修飾している副詞で、「ということは~だ、だということ、って事は」と表現することができる。※文中に副詞がくることもある。
I’ll get you an extra monitor, if you wish.
「S V, if S V」のパターンで、「I’ll get you an extra monitor」と第4文型で「私は手に入れる + あなたに + 追加のモニターを」ということを表している。
The laundry won’t dry quickly unless it’s sunny.
unless it’s sunnyで「日が照ってなければ」を表しているので、unlessの中でnotを使わないように注意しましょう。
in case S V 「SがVの場合に備えて」
条件を表す接続詞in caseは、in case S Vで「SがVの場合に備えて[するといけないから]」を表します。
またin caseには「もしSがVの場合は」とifと同じような意味もあります。
Take this sweater with you in case it should get cold in the evening.
in caseが導く節の中で助動詞shouldが使われると「万一」というニュアンスが加わります。
「原因・理由」を表す接続詞
because S V 「SがVだから[なので]」
原因・理由を表す接続詞becauseは、because S Vで「SがVだから[なので]」を表し、聞き手の知らない理由・原因を新たな情報として伝えるときに使います。※聞き手がすでに知っている理由・原因を伝えるときは「since」を使う
I won’t go to the event because I have a cold.
because I have a coldで「風邪をひいているので」と原因・理由を表しています。
A book is not always a good book just because it is written by a famous writer.
not 〜 because…で「…だからといって〜ではない」を表します。
since S V 「SがVだから[なので]」
原因・理由を表す接続詞sinceは、since S Vで「SがVだから[なので]」を表し、聞き手の知っている理由・原因を伝えるときに使います。※聞き手が知らない理由・原因を伝えるときは「because」を使う
I couldn’t get in touch with you since your phone was busy all day.
since your phone was busy all dayで「電話が一日中話し中だった」を表し、話し中だったというのは相手も知っている情報なのでsinceを使っています。
be動詞 + 感情を表す形容詞 + that SV
be動詞 + 感情を表す形容詞 + that SVで「SがVして〜」を表します。
I’m sure (that) you’ve seen the product.
形容詞sureのあとにthat節がきて、形容詞 + that SVの型となっている。※thatは省略されることが多い。
I’m sure: 私は確信している
It’s strange that the date doesn’t exist in the table. I will do some investigation.
「譲歩」を表す接続詞
although[though] S V「SがVだけれども[だが、にもかかわらず]」
譲渡を表す接続詞although[though]は、although[though] S Vで「SがVだけれども[だが、にもかかわらず]」を表し、thoughは会話するときによく使われます。
Although walking is good exercise, it does not use up a lot of calories.
Although walking is good exerciseで「ウォーキングはよい運動だけれども」を表しています。
Fine day! – Yes! A bit cold though.
thoughは文末において「だが」を表すこともできて、この場合のthoughは副詞に分類されます。
A(形容詞・副詞) as S V 「SはAだけれども」
譲渡を表す接続詞asは、A(形容詞・副詞) as S Vで「SはAだけれども」を表し、asの前に形容詞、または副詞がきます。
Exhausted as she was, she stayed up all night to finish the job.
exhausted(疲れ切った)という形容詞がasの前に置かれて、Exhausted as she wasで「疲れ切っていたけれども」を表しています。
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