「〜です・〜がある」be動詞の現在形と「〜しているところ」現在進行形の意味と使い方をわかりやすく解説

動詞

be動詞「am, are, is」は、「〜です」「〜がある、いる」などの状態・存在を表し、「現在」「過去」「未来」の時制があります。

またbe動詞 + doingで「進行形」として「〜しているところ」を表すこともできます。

本記事では「現在」を表す、「be動詞の現在形」「現在進行形」について解説します。

その他のbe動詞の時制や、一般動詞についてはこちらを参照してください。

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「Sは〜です。」be動詞の現在形

be動詞の現在形は「〜です」や「〜がある、いる」などの現在の状態・存在を表し、主語の人称によってbe動詞を使い分けます。

主語は「〜は」にあたる語で、「私、あなた、彼、彼女」などの人がきたり、「それ、そのデータ、トム(人名)、テーブルの上の本」などのモノがきたりします。

人称は主語によって変わり、1人称は「I」、2人称は「you」、3人称はIとyou以外で「he, she, it, this book」などが当てはまります。

● 人称についての詳細はこちら

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また主語が「I, you, he, she, it」であれば「主語+be動詞」を短縮することができる。「I am = I’m, You are = You’re, He is = He’s, She is = She’s, It is = It’s」

be動詞に続く文は、文型によって異なり、単体の名詞形容詞副詞や文の塊がきたりします。

 

私はトムです。
I am Tom名詞.

主語がIで1人称なのでbe動詞は「am」を使います。

 

あなたはリーダーです。
You are the leader名詞.

主語がyouで2人称なのでbe動詞は「are」を使います。

 

彼はナツキです。
He is Natsuki名詞.
彼女は歌手です。
She is a singer名詞.
それは箱です。
It is a box名詞. = It’s a box.
この本は難しいです。
This book is difficult形容詞.
プロジェクトの締切は11月上旬です。
The project deadline is in early November副詞.

主語がI、youじゃないので3人称なのでbe動詞は「is」を使います。

 

■ 人称とbe動詞の一覧

人称 表現 意味 短縮系
主語 be動詞 〜.
1人称 I am 〜. 私は〜です。 I am = I’m
2人称 You are あなたは〜です。 you are = you’re
3人称 男性 He is 彼は〜です。 he is = he’s
女性 She 彼女は〜です。 she is = she’s
人以外 It それは〜です。 it is = it’s
人名※ Tom 人名は〜です。 Tom is = Tom’s

※“人名”や“所有格+名詞”なども1人の場合、3人称の主語として“人名 is 〜.”という文で用いることができる。
例:私の姉は英語の先生です。 My sister is an English teacher.

 

「Sは〜ではありません。」be動詞(現在形)の否定文

be動詞の否定文は、be動詞の後にnotを入れます。

be動詞とnotの短縮系で、「you aren’t, he isn’t, she isn’t, it isn’t」と表すことができます。
※I am not = I amn’tとはできない。

 

私はナミです。
I am Nami.
 私はナミではありません。
I am not Nami. = I’m not Nami.

I am not = I’m notとして否定「私は〜ではありません」を表します。

 

あなたはシオリです。
You are Shiori.
あなたはシオリではありません。
You are not Shiori. = You’re not Shiori. = You aren’t Shiori.

You are not = You aren’tとして否定「あなたは〜ではありません」を表します。

 

彼は医者です。
He is a doctor.
彼は医者ではありません。
He is not a doctor. = He’s not a doctor. = He isn’t a doctor.

He is not = He isn’tとして否定「彼は〜ではありません」を表します。

 

彼女は歌手です。
She is a singer.
彼女は歌手ではありません。
She is not a singer. = She’s not a singer. = She isn’t a singer.

She is not = She isn’tとして否定「彼女は〜ではありません」を表します。

 

それは箱です。
It is a box.
それは箱ではありません。
It is not a box. = It’s not a box. = It isn’t a box.

It is not = It isn’tとして否定「それは〜ではありません」を表します。

 

「Sは〜ですか。」be動詞(現在形)の疑問文

be動詞の疑問文は、be動詞を文頭に移動させ、文末に「?クエスチョンマーク」をつけます。

疑問文に対する応答は「Yes, 主語(S)+be動詞. / No, 主語(S)+be動詞+not」とし、「あなたは〜ですか」と聞かれた質問に答えるときは、「私は〜です」のようにIを使って答えます。

 

あなたは医者です。
You are a doctor.
あなたは医者ですか。
Are you a doctor?

Are youとして疑問「あなたは〜ですか?」を表します。

はい、そうです。 Yes, I am
いいえ、違います。 No, I’m not.

あなたはで聞かれているので、応答はI am (not)で答えます。

 

彼は歌手です。
He is a singer.
彼は歌手ですか。
Is he a singer?

Is heとして疑問「彼は〜ですか?」を表します。

はい、そうです。 Yes, he is.
いいえ、違います。 No, he is not. = he’s not. = he isn’t.

彼について聞かれているので、応答はhe is (not)で答えます。

 

彼女はキョウコです。
She is Kyoko.
彼女はキョウコですか。
Is she Kyoko?

Is sheとして疑問「彼女は〜ですか?」を表します。

はい、そうです。 Yes, she is.
いいえ、違います。 No, she is not. = she’s not. = she isn’t.

彼女について聞かれているので、応答はshe is (not)で答えます。

 

それは箱です。
It is a box.
それは箱ですか。
Is it a box?

Is itとして疑問「それは〜ですか?」を表します。

はい、そうです。 Yes, it is.
いいえ、違います。 No, it is not. = it’s not. = it isn’t.

それについて聞かれているので、応答はit is (not)で答えます。

 

現在進行形「〜しているところだ、〜している」 be動詞 + 現在分詞(-ing)

現在進行形とは「〜しているところだ」「〜している」など、日本語からも分かるように何かをしている途中を表します。

現在進行形の形は「be動詞+現在分詞(-ing) 〜.」で、現在分詞は動詞ではなく、あくまで動詞はbe動詞なので文を作るときはbe動詞の文としてルールが適用されることに注意しましょう。

現在分詞の作り方は、基本的には「動詞 + ing」をつけた形にするのですが、語尾の形によって変化したり、ルールに則らず例外的に変化したりするものもあります。

 

■ 現在分詞(-ing)の作り方

語尾の形 ポイント
原則 そのままingをつける play → playing / clean → cleaning
-eで終わる eをとってingをつける make → making / come → coming
短母音+子音字 子音字を重ねてingをつける run → running / swim → swimming
-ieで終わる ieをyにかえてingをつける die → dying / lie → lying

例外:seeはeで終わる動詞だが、そのままingをつけてseeingとする。

 

私は自分の部屋を掃除します。
I clean my room.
私は自分の部屋を掃除しているところです。
am cleaningbe動詞+ing my room.

主語がIなのでbe動詞はamを使い、「am cleaning」の形にして、「掃除をしている最中」を表します。

 

彼女は夕食を作ります。
She makes dinner.
彼女は夕食を作っているところです。
She is makingbe動詞+ing dinner.

主語がsheなのでbe動詞はisを使い、「is making」の形にして「作っている最中」を表します。

 

現在進行形の否定文と疑問文「〜しているところではありません」「〜しているところですか」

現在進行形の文はbe動詞の文なので、be動詞のルールに従い否定文・疑問文を作ります。

否定文は、be動詞(am/are/is)の後ろにnotを入れ、「be not -ing」の語順とし、疑問文は、be動詞(am/are/is)を文頭に出して文末に?をつけて、「Be + 主語 + -ing」の語順にします。

応答は、「Yes, 主語+be動詞. / No, 主語+be動詞+not」となります。

 

彼は今その部屋を掃除しているところです。
He is cleaning this room now.
彼は今その部屋を掃除しているところではありません。
He isn’t cleaning this room now.

否定文なので、isn’t cleaningとして「掃除をしているところではない」を表します。

 

彼は今その部屋を掃除しているところですか。
Is he cleaning this room now?

疑問文なので、Is he cleaningとして「掃除をしているところですか」を表します。

 

はい、そうです。 Yes, he is.
いいえ、違います。 No, he isn’t.

主語がheなのでisを使って応答します。

 

日本語から英文を作ってみよう

I am Mike.
I’m a student.
I’m an English teacher.
You are Yuka.
You’re a doctor.
You’re Mr.Okada.
I am not a teacher.
I’m not a scientist.
Are you Yuna?
He is Jim
He’s Mr.Smith.
She is a student.
It is a ball.
It’s an egg.
He isn’t a farmer.
She isn’t an engineer.
Is he Mr.Okada?
Is she a student?
The dog is running in the garden.
I am watching TV now.
The students are studying math now.
Keiko isn’t eating dinner now.
Are you reading a book now.
No, I’m not.
Something is going wrong.
※「go wrong : 間違って物事が進む=おかしい」なので現在進行形だと何かがおかしい(最中)となる。

 

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