getは幅広く柔軟な使い方をしますが、本記事では「〜を手にする」を表現する「get」の使い方を紹介します。
エンジニアが使う英語フレーズの中でもgetは頻出する動詞なので、ぜひ使いこなせるようになりたいものです。
「手に入れる、もらう、知る」を表現する 第3文型 SVOのget
第3文型のgetを使うと、「〜を手に入れる、得る」といった表現ができる。
このことから、第3文型のgetのイメージは「手にする(手に入れた状態)」なので、文脈的には「もらう」と表現することもできる。
IS getV dataO.
一番シンプルな使い方で、「I get 私は手に入れる + data データを=私はデータを手に入れる」を表す。
You will get more budget next year.
「You will get あなたは手にする + more budget 予算を=あなたは予算を手に入れる」を表していて、あなたが予算を手にしている状態から「もらう」という意味で使われる。
You can get a power adapter at the front desk.
「あなたはアダプターを手に入れる」という状態から、「もらう」という意味でなので「貸してもらえる」という表現となる。
You can get normalized text from this function.
「あなたはこの関数から正規化したテキストをもらう(手に入れる)」という状態なので、助動詞canと合わせて「この関数でテキストを正規化(することが)できる」と表す。
He gets the details.
「詳しい情報を手に入れた」という状態なので、「詳しい情報を知る」と表す。
何をgetできるか?第3文型の目的語
何をgetするか?対象としては
- get access アクセスする
- get permission 許可をもらう
- get data データを手に入れる
- get feedback フィードバックをもらう
- get details 詳しい情報を知る
など、いろいろなものがある。
「データ」や「フィードバック」などは、パッとgetの対象として出てくると思うが、「アクセス」や「詳しい情報」などは対象として出てきずらい。
アクセスを手に入れた状態=アクセスする、詳しい情報を手に入れた状態=詳しい情報を知る、と目に見えないものでも自分のものにする、つまり「手にする」場合は、すべてgetが使える。
「人にモノを手に入れてあげる」を表現する 第4文型 SVOOのget
第4文型のgetを使うと、「人にモノを(手に入れて)与える」といった表現ができる。
第3文系のgetで学んだように、getのイメージは「手にする(手に入れた状態)」なので、第4文型では「人がモノを手にした状態」を表す。
The companyS will getV youO1 more budgetO2 next year.
「The company will get 会社は手に入れる + you more budget あなたにもっと予算を=会社はあなたにもっと予算を手に入れる」を表していて、あなたが予算を手にした状態から「あげる」という意味で使われる。
なので「あなたにもっと予算をあげる=もっと予算をだすだろう」となる。
The function can get you normalized text.
「この関数はあなたに正規化したテキストをあげる」という状態なので、助動詞canと合わせて「この関数でテキストを正規化(することが)できる」と表す。
I’ll get you a power adapter.
あなたを目的語として、get youとすることで、「(私が)あなたに電源アダプターを持っている状態」にするという意味なので、「(私が)電源アダプターをお持ちします。」となる。
getをgiveの意味(与える)で使う際の注意点
giveはどんな状態であっても「与える」だが、get you とする場合は、何か「与える理由が明確」な場合が多い。
Your website should have localized web pages. They will get you more visitors.
「they will give you more visitors 訪問者をもっとあげる」では少しおかしな表現になる。
ニュアンスをそのまま言うのであれば、「that will bring you more visitors」とし、訪問者をもっと「持ってくる」とういことを表現する。
「get」を使ったエンジニアが使う英語フレーズ!
日本語から英文が作れるか試しながら、英語フレーズを使いこなせるようになりましょう。
※フレーズの文法が分からない場合は、英文の下にあるリンクを参照してください。
「〜することができなかった」「〜することができるだろう」助動詞canとbe able toの過去形と未来系
「〜することができる」主語+can+動詞の原型〜. 助動詞can 可能の意味
時 、条件、原因・理由、譲渡の副詞節を導く接続詞
「〜すること」to不定詞の名詞的用法
時 、条件、原因・理由、譲渡の副詞節を導く接続詞
「〜すること」to不定詞の名詞的用法
「〜するつもりだ」 「〜するだろう」 未来を表す文 will / be going to
「Aに〜させてください」 Let A do 〜. 申し出る
時 、条件、原因・理由、譲渡の副詞節を導く接続詞
「すべての」を表すallとeveryの用法 推量形容詞
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