本記事では「置く、入れる」から「…に〜がある状態にする」を「put」で表現する、エンジニアが使う英語フレーズについて紹介します。
putは「置く・入れる」だけではない!イメージは「…に〜がある状態にする」
putは置く、載せる、持って行くなどさまざまな表現ができますが、putと聞いてパッと頭に浮かぶのは「置く」だと思います。
「置く物・人(目的語)」や「置く場所」によってputに対応する表現が変わってくるので、ただ単に「置く」だけに縛られるとなかなか使いこなすのは難しい。
putを使うイメージは「あるところに位置させる」で、言い換えれば「…に〜がある状態にする」ということ。
たとえば
- 机に本がある状態 → 机に本を置く
- 名前がこの欄にある状態 → 名前をこの欄に書く
- 花瓶に花がある状態 → 花瓶に花をいける
- ここにカーソルがある状態 → ここにカーソルを持ってくる
- エクセルシートにテキストがある状態 → エクセルにテキストを入れる
- 箱の中にりんごがある状態 → 箱の中にりんごを入れる
- プロジェクトXにもっとリソースがある状態 → プロジェクトXにもっとリソースを投入する
このように置くモノ・人、置く場所によってputに対応する日本語の訳は変わってくる。
You take text out of the file and put it置くモノ in an Excel sheet置く場所.
「エクセルシート」に 「そのファイルから取り出したテキスト」がある状態を意味しているので、「エクセルシートに入れる」と表現している。
このようにputのイメージ「〜があるところにある状態」を理解していれば、いろいろな英語フレーズがputを使って表現できる。
Let me put it this way.
「このように言わせてください=つまりこういうことです」を表している。
How can I put it?
How canで「どうやってすることができる」put itで「それをある状態にする」、「どうやってそれをある状態にする=どう説明したらいいかな」と表現している。
Where should I put “either” in this sentence?
「either」を「in this sentence」にある状態にするなので、「eitherをこの文章に入れる」と意味し、Where shouldに続いているので、「eitherはこの文章のどこに入れるべき」を表している。
人を目的語にした「put」
また目的語を「置くモノ」から「置く人」に変えると、「人が〜にある状態=人を〜に置く」となるので
I can put you置く人 in contact with the vendor置く状態.
「put … in contact with 人を〜とコンタクトがある状態にする」ということから「〜をつなげる」という表現をしている。
That would put you置く人 in a serious trouble置く状態.
I will put you置く人 in the loop置く状態.
「you:あなた」を「in the loop:ある議論の「ループの輪」の中にいる」状態にする。なのでやり取り、議論に入ってもらうと表現する。
などが表現できる。
「まとめる・集める」重要表現「put together」の使い方
エンジニアの仕事をしてると、〜をまとめるという表現は多いと思う。そんな「まとめる・集める」を表現する「put together」の使い方。
I put together all the bugs in a list.
put togetherは「一緒にして置く」を意味するので、「まとめる・集める」と表現することができる。
「問題をまとめる」「アイディアをまとめる」などはよく使う表現ですね。
My manager put together a PowerPoint deck that outlines the planned work.
パワポは、各ページをslide(スライド)、スライドがまとまった一つのファイルをdeck(山)と表現する。
「put」を使ったエンジニアが使う英語フレーズ
日本語から英文が作れるか試しながら、英語フレーズを使いこなせるようになりましょう。
※フレーズで使っている文法リンクがあるので、意味が分からなければ参照してください。
一般動詞の文
Can you do : 〜してくれませんか。依頼する表現
and : 等位接続詞and 時間的連続
S is 〜:be動詞の文
should 〜:〜したほうが良い
力を入れて頑張る=put in energy
a short survey:「〜な名詞」 名詞の状態を説明する形容詞 限定用法
A, so B:AなのでB
やり取り・議論に加わるというのは、メールスレッドに入れるということでも使われる。
need to 〜:〜する必要がある
Can you do : 〜してくれませんか。依頼する表現
of what : 関係代名詞whatが動詞・前置詞の目的語になる用法
here: 動詞を修飾する副詞|動詞の「場所」「状態」「時」を説明するときの語順
how to 〜:どのように〜すればいいか
A but B:AしかしB
I’m sure (that) SV:「形容詞 + that節」副詞節のthat節
If SV, SV:もしSがVするならば
まずいことになる=リスクのある状態
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