【助動詞can】可能・推量・依頼・許可の意味と使い方をマスターしよう

助動詞

本記事では助動詞「can」の意味と使い方を解説します。

助動詞canの意味・使い方としては

  • 可能:〜できる
  • 可能性・推量:〜のはずがない
  • 依頼:〜してくれませんか
  • 許可:〜してもいいですか

があります。

助動詞canは現在形で使われるもので、過去形は「could」となります。

couldの用法を知りたい方は「助動詞canの過去形「could」の用法」を参照。

それでは、助動詞canのそれぞれの用法を例文と共に見ていきましょう!

可能「〜することができる」S + can + 動詞の原型〜

助動詞canの「可能」用法として「〜することができる」があります。

 

通常の一般動詞の文:私はバイオリンを弾きます。
I play the violin.
助動詞を使った一般動詞の文:私はバイオリンを弾くことができる。
I can play the violin.

I + can + play とS can Vの語順となり、canがVのplayを修飾して「弾くことができる」となります。

助動詞の語順と文の作り方については「助動詞の文の作り方」を参照。

 

助動詞canの否定文と疑問文

否定文:レイは早く走ることができない。
Rei can’t run fast.
疑問文:レイは早く走ることができますか。
Can Rei run fast?
can notの短縮系 can not = can’t[cannot]

I can doの用法

調査できますよ。
I can do the investigation.

「can + do the」の後に「動作を表す名詞」で「I can do : 私はすることができる」何を?「the investigation:調査」で「私は調査できます。」となります。

「can do the」の後の「動作を表す名詞」を変えればいろんなことが言えるようになるので、動詞が分からなかったりするときに、とりあえずdoを使えば代用できるので便利です。

 

「〜することができる」be動詞(be able to)を使った表現

「〜することができる」はbe動詞の文でもつくることができ、「be able to + 動詞の原型」で表します。

 

彼女はこのフランス語の本を読むことができる。
She is able to read this French book.

主語の種類によってam/are/isを使い分けます。

be動詞の文なので否定文・疑問文はbe動詞のルールで作る。

彼女はこのフランス語の本を読むことができません。
She isn’t able to read this French book.
彼女はこのフランス語の本を読むことができますか。
Is she able to read this French book?

許可を求める「〜してもいいですか」Can I + 動詞の原型〜?

許可を求める表現として、「Can I + 動詞の原型〜?:〜してもいいですか。」が使えます。直訳すると「私は〜できますか。」だが、「(私が)〜してもいいですか。」となる。

 

このケーキを食べてもいいですか。
Can I eat this cake?

「Can I + 動詞の原型」はとても便利な形で、一つ覚えてしまえば英会話の中でもいろんなことが言えるようになります。

「動詞の原型」の部分を他の動詞に置き換えれば、

  • Can I use:使っていいですか?
  • Can I speak:話していいですか?
  • Can I do:していいですか?
  • Can I create:作っていいですか?

と使えるフレーズが増えていきます。

 

依頼する「〜してくれませんか」Can you + 動詞の原型〜?

依頼する表現として、「Can you + 動詞の原型〜?:〜してくれませんか。」が使える。直訳すると「あたなは〜できますか。」だが、「(あなたが)〜してくれませんか。」となります。

Could youとcanの過去形を使うと「〜してくださいませんか?」と丁寧な表現となる。

 

待ってくれませんか。
Can you wait?
運転してくれませんか。
Can you drive?

あなたは待つことができますか?→待ってくれませんかとなる。
「Can you + 動詞の原型?」で文を作ることができる。動詞の部分を他の動詞に変えれば英会話で使えるフレーズが増えていく。

 

手伝ってくれませんか。
Can you help me?
もう少し詳しい内容を教えてくれませんか?
Can you give me some more details?
彼に伝えといてくれますか。
Can you tell him?

「Can you + 動詞の原型 + 目的語?」のように目的語をとる動詞もOK。

 

静かにしてくれますか。
Can you be quiet?
優しくしてくれますか。
Can you be kind?

「Can you + 動詞の原型」と続けば良いので、形容詞を使いたいときは「be + 形容詞:優しくする」とすればOK。

 

遅刻しないでくれますか。
Can you not be late?

「Can you + not + be + 形容詞」と「be + 形容詞」の前に「not」を入れれば否定の意味となり、「遅刻しないで」となる。

 

推量「〜のはずがない」

「〜するはずがない」助動詞canの推量の意味 ※後ろにbe動詞がくると「推量」の意味で用いられている可能性が高い。

 

それは本当であるはずがない。
It can’t be true.
トムが病気で家にいるはずがない。彼は今友だちといっしょにサッカーをしているところなんだから。
Tom cannot be sick at home. He is playing soccer with his friends now.

疑問詞とcanを一緒に使う英語フレーズ

疑問詞とcanを組み合わせた、会話でよく使われる英語フレーズがたくさんある。

 

■ 誰が〜できる? Who can + V

その初期調査ができるのは誰ですか?
Who can do the initial investigation?

「do + 動作を表す名詞」で「物事をする」という表現ができるので、仕事をする「do the work」、更新をする「do the update」など一部を置き換えて使える英語フレーズを増やすことができる。

 

■ どうやって〜できる? How can + S V

どうしたらそのクラス名が分かるのですか。
How can I get the class name?

「get the class name クラス名を知る + How can どうやってすることができる? = どうしたらクラス名がわかる?」と表現する。

 

日本語から英文を作ってみよう

Can you call me?
Jim can play the piano well.
Kenji and Yuki can sing these songs.
I can not speak French.
He can’t play the guitar.
Can you read this English book?
Yes, I can.
No, I can’t.
Can I use this desk?
She is able to speak five languages.
Is Tom able to swim across the river?
My father isn’t able to drive a car.
I can do some manual validation.
Can you make a chart of the user count and put it in a slide?
You can go ahead and start your presentation.
Can you look at this code?

● 助動詞の一覧はこちら

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本カテゴリーは英文法の「助動詞」についてまとめたものです。 基礎となる助動詞とは?から助動詞の一覧、各助動詞の意味・使い方を分かりやすく解説しています。
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