【助動詞canの過去形could】可能・可能性・推量・丁寧な依頼の意味と使い方をマスターしよう

助動詞

本記事では助動詞canの過去形「could」の意味と使い方を解説します。

助動詞couldの意味・使い方としては

  • 可能:〜できた
  • 可能性・推量:〜することがある、〜する場合がある
  • 依頼:〜して頂けないでしょうか

があります。

助動詞couldは過去形で使われるもので、現在形は「can」となります。

それでは、助動詞couldのそれぞれの用法を例文と共に見ていきましょう!

過去の可能「〜できた」

助動詞couldの「可能」用法として「〜できた」があります。

彼は子供の頃、50メートル以上泳ぐことが出来た。
He could swim over 50 meters when he was a child.
助動詞の語順と文の作り方については「助動詞の文の作り方」を参照。

否定文はcould + not で「〜できなかった」を表します。

ナミはすしを食べることができなかった。
Nami couldn’t eat sushi.

couldn’tと過去・否定を表し、「(過去)食べることができなかった」を表現します。

時制の一致

that節などで主節が過去形の場合は、時制の一致でthat節以降も過去の表現をします。

彼はうまく泳げると言った。
He said that he could swim well ※時制の一致

saidと過去形がきて、that節が続いているので、時制の一致でthat節以降も過去の表現「could」としている。

可能性「〜することがある、〜かもしれない」

助動詞couldの「可能性」用法として「〜することがある、〜かもしれない」があります。

この用法ではcouldも現在を表し、canとの使い分けとしては

  • 可能性が高い:can
  • 可能性が低い:could

と可能性の高低による。

君の考えは可能かもしれない。
Your idea could be possible.

丁寧な依頼「〜して頂けないでしょうか」Could you + 動詞の原型〜?

丁寧な依頼として、「Could you + 動詞の原型〜?:〜して頂けないでしょうか。」と表現することが出来る。

can youでも依頼する表現ができるが、could youの方がより丁寧な依頼の表現となる。

待って頂けないでしょうか。
Could you wait?
手伝って頂けないでしょうか。
Could you help me?

助動詞canとbe able toの未来形

助動詞canには未来系はないので、will be able toと、will + be able to を使ってbe動詞の文として表現する。

彼はもっと上手くテニスができるようになるだろう。
He will be able to play tennis better.

canは未来系がないので、will be able toで未来の表現をしている。

■ 助動詞canとbe able toの現在・過去・未来

表現(現在) 過去 未来
can 〜 could 〜 will be able to 〜 「〜することができるだろう」
am [is, are] able to 〜 was[were] able to 〜

疑問詞とcouldを一緒に使う英語フレーズ

疑問詞とcouldを組み合わせた、会話でよく使われる英語フレーズがたくさんある。

■ 〜の時? When S V,

機会があったらこのバグを見ていただけますか。
When you get a chance, could you look into this bug?

疑問詞Whenを使って「機会があった時」を表し、カンマで続けてcould youと丁寧な依頼の表現で「バグをみていただけますか」と表している。
look into A「A(問題など)を調査する。」

 

● 助動詞の一覧はこちら

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